水虫4コマ劇場

水虫(白癬)の情報サイト

監修/帝京大学
名誉教授 渡辺 晋一 先生

先生のご紹介 >

ホーム

よくある質問

05.水虫に似た皮膚疾患には、どういうものがありますか?

よくある質問

05

水虫(みずむし)に似た皮膚疾患には、どういうものがありますか?

水疱ができると「水虫では…?」と思うことが多いようですが、水虫に似た別の疾患である場合もあります。似た疾患としては湿疹(しっしん)・皮膚炎群が多く、汗疱(かんぽう)掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)疥癬(かいせん)カンジダ症(かんじだしょう)など、さまざまなものがあります。

汗疱
(かんぽう)

手のひら・足の裏・手足の指などに細かい水疱のようなブツブツができます。足にできた場合、水虫とよく間違えます。最初は細かい水疱ですが、やがて薄い皮がむけるようになり、1ヵ月ほどで治ります。

掌蹠膿疱症
(しょうせきのうほうしょう)

手のひらや足の裏が赤くなり、そこに小さな膿(うみ)がたくさん生じます。掌蹠膿疱症になる原因はまだよく分かっていません。

疥癬
(かいせん)

ヒゼンダニというダニが人の皮膚に感染して起こる感染症(かんせんしょう)です。皮膚の直接接触により感染します。また、寝具などから感染することもあります。手足の指の間や腹部、外陰部、大腿部の内側などに発疹ができてかゆくなります。

カンジダ症

カンジダ属の真菌によって起こる感染症です。皮膚や粘膜以外にも多くの臓器が感染することがあります。